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現代心理研究会「現代社会における抑圧の再考」

現代心理研究会「現代社会における抑圧の再考」

本日、「現代社会における抑圧の再考」をテーマに、感染対策に配慮しつつ、現代心理研究会を対面で行いました。1900年代初頭、フロイト(Sigmund Freud)はヒステリーの原因は幼少期に受けた性的虐待によるとの論を展開しました。その後の精神分析理論においても性的虐待への防衛としての「抑圧」は神経症圏の基本的な防衛機制と位置付けられていました。
その後時代の変遷を経て、現代社会の臨床現場において、「抑圧」はいまだ頻繁に認められるものの、むしろ、行動化や言語化が優位かつ適応的な状況と言えます。
本日の研究会では、そのような時代性を踏まえ、望ましい言語化のあり方について活発なご意見を頂戴いたしました。ご参加いただいた薬剤師からはクライアントからの苦情対応について、精神科医からはハラスメントへの対応について、詳細なコメントとご明察をいただきました。ありがとうございました。今後も現代心理研究会はオンラインもしくは対面で毎月実施致します。