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研修会「勤労者の不眠症について」

今月の産業保健に関する研修会テーマは「勤労者の不眠症について」です。
不眠症は重篤な精神疾患の前駆症状であるだけでなく、自律神経の乱れを介して様々な生活習慣病をも引き起こすことがあります。不眠に悩む多くの勤労者が心療内科クリニックに通院し、長期間、時に年単位で睡眠薬が処方され続けています。当然ですが、そこには薬物依存や薬物乱用のリスクがあります。また、長年睡眠薬を服用していると薬物に対する耐性が形成され、薬効自体が徐々に減少してしまいます。よって、不眠症の治療には初期段階から心理・社会的なアプローチの併用が必須と言えます。特に、過重労働やハラスメントは社員様の安眠を妨げるだけでなく、職場での生産性低下は必至です。また、睡眠は、企業文化やワークライフバランス、通勤の負担等とも関係が深く、企業や個人の長期的な取り組みが重要ではないでしょうか。そこで本研修会では臨床医からの見解を参照しつつ、企業や社員個人による予防策や配慮について多職種の参加者とともにじっくり検討してみたいと思います。

研修会の概要は下記の通りです。

              記

日時:4月23日(金) 19:30~21:00
場所:Stress Labo 広尾 (港区南麻布5-10-24-503)
対象:産業保健に関心のある方、特に産業医、精神科医、保健師、カウンセラー、企業に勤務する人事担当者等
テーマ:「勤労者の不眠症について」
参加方法:オンライン(Zoom)
予約方法:下記メールよりご予約ください。参加希望者にはZoomのアクセス情報をお送りいたします。
費用:5,500円(税込)
問い合わせ先:dr.stress.labo@gmail.com